平成28年8月31日、栃木県総合文化センターにおいて第54回栃木県公衆衛生学会が開催されました。
高村嘉一学術部員が、当会員の協力を得て収集した920人分のアンケートデータを分析・考察し
「負傷する確率が高いのは利き手か反対側か」との演題で発表を行いました。
興味深い点は、利き手側の負傷は、右利き58.08%、左利き66.67%であったことや、
女性に限ってみると、利き手側の負傷は、右利き58.7%に対し左利き81.48%と多いことです。
社会においては右利きが約90%と多数を占め
「道具・機器が右利きを意識して作られていることや、
スポーツ競技の設定も右利きを前提にしていることが多く、
特に筋の脆弱な女性にとって不便で負傷につながるのではないか」と考察しています。
今回の発表は、予防医学の観点からみても大変有意義だったと思われます。
発表に先立ち行われた保健衛生事業功労者表彰では、
当会から知事表彰を
吉田仁(足利)
大会長表彰を
藤野実(宇都宮)
上田利雄(小山)
磯雅弘(塩谷)
石塚文隆(芳賀)
の各会員が受章しました。