ワンコの「る太郎」〜深イイ話〜

一昨年から犬を飼っています。

名前は「る太郎クン」といって、トイプードルの中でも一番小さいタイプのティーカッププードルです。

あっという間に我が家のアイドルとなった彼はお散歩が大好きで、いつも30〜40分はほぼ走り通しです。

1年後にはさくら市内の小型犬では最強の心肺機能を持つまでに成長しました。

特技は逆さマーキングという危険な技で、失敗してよく自分に引っかけていました。

 

そんな「る太郎」が昨年10月、長女と散歩中に、幼児が連れた中型犬に突然噛み付かれ、

第12胸椎脱臼骨折、肋骨3本を骨折という大ケガを負ってしまいました。

何とか一命は取り留めましたが、治療室の「る太郎」は全く動くことができず、

長女も止められなかった自分を責めて落ち込んでしまい、

その一瞬で我が家はとても重苦しい雰囲気になってしまいました。

 

こんなにもあっけなく日常は変わってしまうのかと驚きもありましたし、

小さな子に散歩をさせていた相手を恨んだり腹を立てて、気持ちが前向きになれませんでした。

そんな中「る太郎」は入院3日目位から1日1日少しずつ元気を取り戻して、

1ヵ月後には無事退院することができましが、下半身不随という後遺症が残りました。

 

当たり前かもしれませんが、犬は下半身が動かなくても自分の境遇を嘆いたり誰かを恨んだりしません。

そんなことは気にもせず「る太郎」はいつもどおりでした。

おかげで家族も元気になりました。 る太郎.jpg

今は車椅子で元気に散歩しています。

すると話しかけてくれるほとんどの人が「かわいそうね」と言ってきます。

でもかわいそうかどうかは、「る太郎」が決めることで、彼はいつでも自然体です。

今日も元気にお散歩へ行きます。

 

塩谷支部 加藤芳昭


リオデジャネイロオリンピック観戦記

201685日、私はブラジル第2の都市リオデジャネイロに到着した。

3泊7日の弾丸ツアーを組み、約35時間の空の旅を耐え忍んでまでリオに訪れた目的は、

もちろんオリンピック柔道競技観戦。

 今回のオリンピックでは男子7階級中

60kg級の高藤直寿選手と−66kg級の海老沼匡選手の2人が栃木県出身であり、3P-2高藤選手.jpg

特に高藤選手は私と同じ下野市出身である。

彼が柔道を始めて神奈川県の中学校に進学するまでは柔道の指導を行い、

また、彼がケガをしたときは私の整骨院で治療をしたという経緯もあって、

じっとしておられずに地球の裏側まで遥々応援に駆け付けてしまったのだ。

 

 皆さんもご存じの通り高藤、海老沼両選手ともに銅メダルという結果で、「最高の結果!」とはならなかったが、

3位決定戦では両選手ともに日本代表としての意地と気迫をみせての銅メダル獲得だった。   

試合の翌日、高藤選手が私の所へ挨拶に来て写真を一緒に撮ったのだが、

後日「こんなに嬉しそうな顔は見たことがない」と妻と息子に言われてしまった。高藤選手02.jpg  

リオデジャネイロに行くことができて本当によかったと思う。

 

高藤選手は、すでに4年後の東京オリンピックでの金メダルを目指すと公言している。

彼の活躍していく姿を、老眼と白内障の進んだこの目に焼き付けるのが、これからも楽しみである。

 

リオデジャネイロの8月は冬に当たるものの半袖だと少し肌寒い程度で、

ビーチでは泳いでいる人も見受けられた。

物価は安く、私の大好きなビールは1缶100円程度である。

また、犯罪発生率が日本の600倍と事前に伝えられていた治安の悪さも

軍隊が出動していたせいか、さほど感じなかった。

小山支部 倉井 洋治

 

私の原風景 〜命のつながり〜

私の家は少ないながらも米を作っているため

物心がつく前から種蒔き、田植え、稲刈りと

農作業をする家族の姿を見て育ちました。

稲作だけではなく当時は原木で椎茸を栽培していたこともあり

幼少期から山や田んぼで遊ぶことが多く、

目の前に田んぼがあるということが当たり前でした。

 以前は考えたこともありませんでしたが、

この時期は新緑が溢れ、田んぼの苗もすくすくと育ち

自宅の周り一面に緑が広がっているため

天気がいい日などはとても清々しい晴れやかな気持ちにさせてくれます。

 

写真は田植えを終えたばかりの水面に夕焼けが写っているものですが、

何とも言えないノスタルジックな光景です。My Box 2016.7.jpg
  

普段から慣れ親しんだ風景に心を奪われ思いを巡らせる。

年齢を重ねるにつれ多くの経験をして、自分も少し大人になったのかなと感じます。

祖父と父に仕事を教わりながら今では私がトラクターや田植え機に乗っています。

田植えをする私のそばで遊んでいる息子の姿を幼い日の自分と重ねて、

代々受け継いできたこの水田を誇りに思います。

何気ない日常の景色ですが、

四季折々様々な光景を見せてくれるこの素晴らしい田園風景を

いつまでも遺していきたいと思いつつ今日も田んぼに目を向けます。

                              塩谷支部 さくら市 平石昌理

なせば成る

上杉鷹山.jpgアメリカのジョン・F・ケネディやビル・クリントン大統領が、日本人の政治家の中で尊敬する人物として名をあげているのが「ウエスギヨウザン」である。この人物は、米沢藩第9代藩主、上杉治憲(はるのり)公、のちの「上杉鷹山」である。

 今年の大河ドラマ「天地人」の直江兼続が仕えたあの上杉景勝から数えて9代目ということになる。

 わずか17歳で藩主となった鷹山は貧窮していた米沢藩を常識破りの大改革で再生していく。質素倹約を徹底指示し藩主自ら実行。官民一体となって米沢藩を復興させた。藩主の一方的強制ではなく、下級武士はもちろん農民でも直接藩主に発言できるよう「意見箱」を設置し、士農工商すべての身分に関係なく全員が自主的に再建を目指した理想の改革だった。今も残る「米沢織」「鯉料理」「笹野一刀彫」「ウコギ」は鷹山公の発案だと言われている。この政策が功を奏し、米沢15万石を再建させ、さらに、天明・天保の大飢饉にも米沢藩からは餓死者を出さなかった。
米沢藩の危機を救った上杉鷹山公の手腕と実績はこれからも語り継がれるだろう。
「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」
「何事でもやればできる。やらなければできない。できないというのは、やらないからだ」
これは、誰しも一度は聞いたことがあるであろう上杉鷹山公の名言である。

「なせば成る」という名言は、仕事や人生、人間関係においても重要な精神として、人として進むべき方向に対してひとつのヒントになる言葉である。

マッカチンより強い奴

5月に入り、院の周囲の田にも水が引かれ、稲の苗が一斉に並ぶ光景が見られるようになった。

この時期の用水路や田んぼには昔ドジョウやザリガニがよく見られた。

私たちにとってザリガニとはアメリカザリガニを指すものだが、

これからの子供たちにとっては別種のザリガニを指すことになるかもしれない。

 

去年、那須塩原市の鳥野目河川公園において、特定外来生物に指定されている『ウチダザリガニ』が確認された。

県と市の合同で除去作業を行ったが、たった1時間ほどで300匹も捕れるほど増えていた。

元々県内にはいなかった種で、誰かが生体を持ち込んだか、逃がしたかして増えてしまったのだろう。  

 

ウチダザリガニは驚異的な繁殖力と、適応力の強さで渓流にすら居着いてしまう。5P-1ウチダザリガニ.jpg

さらにアメリカザリガニよりも体が大きく強いため、彼らの居場所を奪い、

生態系を崩してしまう恐れが出ている。

これに対して根本的な駆除方法は今のところ存在しない。

定期的に除去作業を行うしかないのだ。

それでもなお徐々に生息域を拡大させていくだろう。

その体につく寄生虫や細菌、ウイルス等も問題になる。

その生物にとって無害でも、ほかの生物にとっては凶悪な病原体となることも少なくない。

 

『注意一秒ケガ一生』という言葉がある。

自然にせよ人間にせよ、ほんの少しの注意を怠れば、それが原因で大病を患うことだってありうるのだ。

私たちも柔道整復師として、痛みに苦しむ人たちが少しでも減るように努力していきたい。

 

余談だが、ウチダザリガニは実は食用としても優秀で、大変美味な食材となる。

もし見かけることがあるなら、一度ご賞味されてはいかがだろうか?

 

那須支部 田代 晶久