ワンコの「る太郎」〜深イイ話〜

一昨年から犬を飼っています。

名前は「る太郎クン」といって、トイプードルの中でも一番小さいタイプのティーカッププードルです。

あっという間に我が家のアイドルとなった彼はお散歩が大好きで、いつも30〜40分はほぼ走り通しです。

1年後にはさくら市内の小型犬では最強の心肺機能を持つまでに成長しました。

特技は逆さマーキングという危険な技で、失敗してよく自分に引っかけていました。

 

そんな「る太郎」が昨年10月、長女と散歩中に、幼児が連れた中型犬に突然噛み付かれ、

第12胸椎脱臼骨折、肋骨3本を骨折という大ケガを負ってしまいました。

何とか一命は取り留めましたが、治療室の「る太郎」は全く動くことができず、

長女も止められなかった自分を責めて落ち込んでしまい、

その一瞬で我が家はとても重苦しい雰囲気になってしまいました。

 

こんなにもあっけなく日常は変わってしまうのかと驚きもありましたし、

小さな子に散歩をさせていた相手を恨んだり腹を立てて、気持ちが前向きになれませんでした。

そんな中「る太郎」は入院3日目位から1日1日少しずつ元気を取り戻して、

1ヵ月後には無事退院することができましが、下半身不随という後遺症が残りました。

 

当たり前かもしれませんが、犬は下半身が動かなくても自分の境遇を嘆いたり誰かを恨んだりしません。

そんなことは気にもせず「る太郎」はいつもどおりでした。

おかげで家族も元気になりました。 

今は車椅子で元気に散歩しています。

すると話しかけてくれるほとんどの人が「かわいそうね」と言ってきます。

でもかわいそうかどうかは、「る太郎」が決めることで、彼はいつでも自然体です。

今日も元気にお散歩へ行きます。

 

塩谷支部 加藤芳昭

 

マッカチンより強い奴

5月に入り、院の周囲の田にも水が引かれ、稲の苗が一斉に並ぶ光景が見られるようになった。

この時期の用水路や田んぼには昔ドジョウやザリガニがよく見られた。

私たちにとってザリガニとはアメリカザリガニを指すものだが、

これからの子供たちにとっては別種のザリガニを指すことになるかもしれない。

 

去年、那須塩原市の鳥野目河川公園において、特定外来生物に指定されている『ウチダザリガニ』が確認された。

県と市の合同で除去作業を行ったが、たった1時間ほどで300匹も捕れるほど増えていた。

元々県内にはいなかった種で、誰かが生体を持ち込んだか、逃がしたかして増えてしまったのだろう。  

ウチダザリガニは驚異的な繁殖力と、適応力の強さで渓流にすら居着いてしまう。

さらにアメリカザリガニよりも体が大きく強いため、彼らの居場所を奪い、

生態系を崩してしまう恐れが出ている。

これに対して根本的な駆除方法は今のところ存在しない。

定期的に除去作業を行うしかないのだ。

それでもなお徐々に生息域を拡大させていくだろう。

その体につく寄生虫や細菌、ウイルス等も問題になる。

その生物にとって無害でも、ほかの生物にとっては凶悪な病原体となることも少なくない。

 

『注意一秒ケガ一生』という言葉がある。

自然にせよ人間にせよ、ほんの少しの注意を怠れば、それが原因で大病を患うことだってありうるのだ。

私たちも柔道整復師として、痛みに苦しむ人たちが少しでも減るように努力していきたい。

 

余談だが、ウチダザリガニは実は食用としても優秀で、大変美味な食材となる。

もし見かけることがあるなら、一度ご賞味されてはいかがだろうか?

 

那須支部 田代 晶久

なめらかな お肌恋しい 季節かな

子どものころ、おばあちゃんが指をペロッと舐めてから

本のページをめくるのを見て不思議に思った記憶がある。

「なぜ、いちいち指を舐めるんだろう、汚いなぁ…」

半世紀生きてきて、答えがやっとわかった。

皮膚の潤いがなくなっているのである。

特に冬季の乾燥はそれに拍車をかける。

新聞がめくれないのはあたりまえで、爪の生え際がささくれる。

手も唇もがカサカサ、脛は粉が吹いている。朝はのどがカラカラで目が覚める。

暖房のせいもあるだろう。

家中の空気が乾燥し、水分は結露だけ。

冬場の加湿器は必需品だ。保湿スキンケア商品も秋口から売り上げが伸びる。

西高東低の気圧配置で晴れの日が続く関東地方はこれが常識だ。

 

そして、冬の風物詩インフルエンザ。

インフルエンザウイルスは低温と乾燥が大好きなので、日本では冬に大流行することが知られている。

予防接種など一度もしたことはないし、感染するわけはないと高をくくっていたが、一昨年の暮れ、ついに感染した。

イナビルという特効薬で事なきを得たが、熱と関節痛がひどかった。

 

乾燥を防ぐことはできないが対処法はある。

暖房器具は石油ストーブ・ガスファンヒーターよりもエアコン・電気ストーブの方が乾燥しやすいらしい。

加湿器は顔周りを保湿するものや、加湿機能付き空気清浄機、スチーム式や超音波式・気化式などが出回っている。

特に、今年は中国で発生した新型コロナウイルスが猛威を振るい、予断を許さない状況となっている。

 

当然「冬には乾燥がつきもの」だと思っていた。

ところが、当院に通ってきている福井県出身の患者さんによると

「北陸の冬の空は毎日がねずみ色、太陽を拝めるのは2〜3日。雪は重く湿っていてベチャベチャ」

だから除湿をするのが基本だそうだ。

ところ変わればなんとかとは言うが、う〜ん、日本は広い。

不識院後光守

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