マッカチンより強い奴

5月に入り、院の周囲の田にも水が引かれ、稲の苗が一斉に並ぶ光景が見られるようになった。

この時期の用水路や田んぼには昔ドジョウやザリガニがよく見られた。

私たちにとってザリガニとはアメリカザリガニを指すものだが、

これからの子供たちにとっては別種のザリガニを指すことになるかもしれない。

 

去年、那須塩原市の鳥野目河川公園において、特定外来生物に指定されている『ウチダザリガニ』が確認された。

県と市の合同で除去作業を行ったが、たった1時間ほどで300匹も捕れるほど増えていた。

元々県内にはいなかった種で、誰かが生体を持ち込んだか、逃がしたかして増えてしまったのだろう。  

 

ウチダザリガニは驚異的な繁殖力と、適応力の強さで渓流にすら居着いてしまう。5P-1ウチダザリガニ.jpg

さらにアメリカザリガニよりも体が大きく強いため、彼らの居場所を奪い、

生態系を崩してしまう恐れが出ている。

これに対して根本的な駆除方法は今のところ存在しない。

定期的に除去作業を行うしかないのだ。

それでもなお徐々に生息域を拡大させていくだろう。

その体につく寄生虫や細菌、ウイルス等も問題になる。

その生物にとって無害でも、ほかの生物にとっては凶悪な病原体となることも少なくない。

 

『注意一秒ケガ一生』という言葉がある。

自然にせよ人間にせよ、ほんの少しの注意を怠れば、それが原因で大病を患うことだってありうるのだ。

私たちも柔道整復師として、痛みに苦しむ人たちが少しでも減るように努力していきたい。

 

余談だが、ウチダザリガニは実は食用としても優秀で、大変美味な食材となる。

もし見かけることがあるなら、一度ご賞味されてはいかがだろうか?

 

那須支部 田代 晶久

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